オリジナルシールの注文のコツ
シールを新規に作成する場合、初回だけ必要になるものがあります。
・版(樹脂や亜鉛などの金属でできたハンコ)
・刃型(シールを使用するサイズに抜く、丸や四角や変形の金属製の刃)
・版下データ(版の制作時に必要となるAdobe Illustratorのデータ)もしくは、その見本となるようなもの。
印刷物をつくるなら、イメージに近いものを、持っていくのが一番てっとり早いです。
それをもとに、印刷方法や紙の種類などを判別して、用途にあったご提案をいたします。
メールでお見積もりの際は、必ず以下の情報が必要になります。
①サイズ・形(タテ○㎝×ヨコ○㎝の楕円形など)
②用紙(用紙の種類参照)https://sun-show.co.jp/material
③色数(紙の地色の白などは計算にいれません)
④数量
⑤用途
例えば、
①5㎝の丸型 ②透明のシール ③赤、黄色、白 ④1000枚、3000枚、5000枚 ⑤ドレッシングのガラス容器に貼るシール
用途がわかれば、だいたい私どもはピンと来ます。
「透明だから、そのままでは透けるので、白を引いてその上に黄色と赤だな」
「表面にPP貼り(保護フィルム貼り)だな」
「冷蔵販売なら冷食用糊だな、常温なら強粘着だな」
その辺りを想像してお見積もりをします。用途さえわかれば、用紙などはご提案できます。
シールの版や刃型は小さいもので数千円~と、決して高価なものではありません。
サイズや形に厳密にこだわらなければ「近いサイズの刃型を借りられませんか」と聞いてみてください。
工場の管理方法にもよりますが、所有している刃型を使わせてくれる場合があります。
数量は最初に何パターンかを出してもらい、ロットによってどの程度安くなるかをつかんでおくといいと思います。
1万枚が経済ロットとなっていることが多いので、それ以下は数量が少なくなるほど、単価は上がります。
枚数が少なくても、セットして色を調整するところまでは同じなので、その基本料金が掛かると思ってください。
1000枚以下は、オンデマンド印刷(プリンターのようなもの)の方が安くなる場合があります。
コストに影響するのは、ざっくり 数量>用紙>色数>サイズ>形 という感じでしょうか。
例えば、金箔などを使用すると単価が倍になったりするので、イメージに近いものとコストとの妥協点を探るのが現実的です。